三叉神経痛の1/100程度の頻度で、極めてまれな疾患です。口内の痛みだけの三叉神経痛と鑑別することが重要です。
飲み込むときに、”喉の奥から耳の下にかけての激痛” を生じ、食事に支障を来します。まれに、失神発作を伴う場合もあります。内服治療(テグレトール)が有効ですが、手術で根治が可能です。
血管が舌咽神経に接触している事が原因で、接触を解除すれば、痛みは消失します。手術は顔面痙攣とほぼ同じですが、わずかに下方を観察する必要があります。
3D診断画像 |
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薄い青色が舌咽神経。 神経の上下から血管(赤色、ピンク色)が二本接触していた。 |
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最短で神経に到達できる手術のアプローチを決定。 |
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手術 |
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3D画像の通りに血管が舌咽神経に接触していた。 血管を神経から離す事によって症状は完全に消失。 |
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