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■手術治療(微小血管神経減圧術)
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診断時に作成した3Dイメージに加え、3次元CT画像を撮影します。
手術前に切開位置の決定、静脈の位置を確認することによって、正確で最小限の切開での手術が可能となります。
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手術治療の流れ (4〜5日の入院が必要です) |
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1日目 |
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精密検査 3次元MRI画像、3次元CT |
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2日目 |
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手術 約3時間 |
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4〜5日目 |
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通常は手術翌日から歩行が可能です。抜糸はありませんので、体調がよければ早めの退院も可能です。 |
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>全国の病院別 三叉神経痛の治療実績 |
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実際の手術
手術は全身麻酔で行います。
耳の後ろの髪の生え際付近を約4cm切開します。
10円玉くらいの小さな穴から三叉神経を圧迫している血管を確認します。
従来よく行われていた手術のように神経と血管の間にスポンジを挟む方法ではなく、テフロンを用いて責任血管を完全に神経から離します。(図5) |
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図5 血管が三叉神経を裏側から
圧迫している。 |
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圧迫していた血管は三叉神経から
離れている。(テフロンの下) |
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当院では顕微鏡を用いたマイクロ手術を行っています。
手術器具はマイクロ手術専用の器具を使用し、最小限の切開で治療を行います。
また手術中に聴神経のモニターを行い難聴の合併症の可能性を最小限にします。手術は3時間程度で終了します。
ほとんどの場合、麻酔から覚めた時点で痛みは消失しています。
術後数日間は、ふらつきや食欲低下を生じることがありますが、数日で回復します。
傷が小さいため表皮の縫合はありません。抜糸がないので、体調が良ければ早めの退院も可能です。
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■鍵穴手術
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術前に頭蓋骨の3次元CTを行い、正確な進入経路を決定します。耳の後ろの親指大の隙間から顕微鏡を用いたマイクロ手術を行います。神経に接触している血管を完全に移動することで、手術の成功率を高めます。(必要な開頭の大きさには個人差があります) |
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■高精度ガンマナイフ治療
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手術が困難な患者さんの場合はガンマナイフ治療を行います。
ガンマナイフ治療は痛みの原因である三叉神経に接触している血管はそのままですが、三叉神経に放射線をピンポイント照射することによって、痛みの感じ方を変えてしまう治療法です。有効率は80%以上ですが、治療効果発現まで数ヶ月以上を要します。まれに顔面にしびれ感が出現することがあります。
三叉神経は3o程度の太さしかないため、少しでも照射点がずれると、治療の効果は半減します。当院ではCT-MR フュージョン画像、APSを用いて正確なピンポイント照射で高精度ガンマナイフ治療を行っています。 |
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ガンマナイフ治療の流れ (2日の入院が必要です) |
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CT-MR フュージョン画像 |
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MRIのみの治療計画では画像のひずみによって、治療位置の設定がずれることがあります。
このずれを補正するために、超薄スライスCTを撮影し、MRI画像のずれを0.1o単位で補正します。(図6) |
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図6
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APS(Automatic Positioning System) |
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治療にはAPSを搭載したガンマナイフタイプCを使用します。機械的精度は0.1oでのピンポイント照射が可能です。 |
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実際の治療 |
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治療前日午後に入院 採血、レントゲン写真、心電図など治療前の検査を行います。
治療日 治療は全過程で3時間程度必要です。
フレーム装着 局所麻酔で行います。
MRI CT 撮影
治療計画の間はお部屋でお待ちいただきます。(約1時間)
治療 治療台に横なっていただくだけです。痛みはありません。(約40分)
治療終了後にフレームをはずします。治療後は特に制限はありません。
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私たちが治療します。 |
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井上卓郎 |
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1991 |
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滋賀医科大学 脳神経外科 |
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1992 |
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大阪府済生会病院 脳神経外科 |
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1994 |
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第二岡本総合病院 脳神経外科 |
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1998 |
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University of British Columbia(カナダ)留学 |
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1999 |
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日野記念病院 脳神経外科 |
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2004 |
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Kalorinska University(スウェーデン)研修 |
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2007 |
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Duke University(アメリカ)研修 |
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2011 |
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湖東記念病院 脳神経外科 |
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2015 |
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脳神経外科顧問 アンダルシア病院
アレクサンドリア エジプト |
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後藤幸大(ごとう ゆきひろ) |
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2007 |
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京都府立医科大学卒業 |
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2007 |
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大阪警察病院 臨床研修医 |
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2009 |
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京都府立医科大学 専攻医 |
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2013 |
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京都府立医科大学 脳神経外科 助教 |
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2017 |
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済生会滋賀県病院 脳神経外科 副部長 |
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2021 |
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湖東記念病院 脳神経外科 医長 |
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お問い合わせ・診察の予約は電話またはメールで
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湖東記念病院 滋賀ガンマナイフセンター
電話:0749−45−3177
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