京都滋賀脳神経外科グループ
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三叉神経痛の治療

当院では内服治療やブロックでも治療が困難な三叉神経痛の治療を行っています。

三叉神経痛は血管が三叉神経を圧迫することによって痛みが生じます。(図1)
まれに、脳腫瘍による圧迫や、血管の圧迫がない場合もありますので、よい治療結果を得るためには正確な診断が欠かせません。

図1 中央の白色が三叉神経。反対側から血管に圧迫されている。
 

当院では正確な診断のために、特殊な撮影方法を用いてMRIを撮影します。画像をコンピューターで解析し、圧迫している血管を立体表示して診断します。(図2)
このことにより、正確な診断を得ることができ、適切な治療方法の検討が可能となります。

図2 脳幹部(ピンク)から出た三叉神経(青色)が血管(赤色)に圧迫されている。右は拡大写真。

治療は手術、ガンマナイフの2種類があります。(図3)

手術は顕微鏡を用いて行います。原因となる血管を数o移動させて三叉神経への圧迫を取り除きます。痛みの根本原因を取り除くため、理想的な治療方法です。

ガンマナイフ治療は、三叉神経を圧迫している血管はそのままにしておき、三叉神経に放射線を照射することによって、痛みに対する感じ方を変える治療です。手術が困難な患者さんには適した方法です。
図3
  手術 ガンマナイフ
治療有効率 95%以上 80%以上
治療時間 2時間程度 3時間程度(照射時間は約40分)
効果発現までの期間 手術直後 2〜3ヶ月
入院期間 4〜5日 2日
診断
当院では、特殊な撮影方法を用いたMRI画像をワークステーション上で3次元解析し、三叉神経の痛みの原因になっている圧迫血管を同定し、周辺の構造物の3次元表示を行います。
3Dイメージを得ることにより、より正確な診断ができます。またこの画像は手術の計画やガンマナイフの治療に役立ちます。
診断の流れ (完全予約制、約1時間)

問診 (15分)
MRI (20分)
3次元画像解析 (20分)  (図4)
結果説明 (20分)

診断後に適切な治療方法の検討を行います。

診断は完全予約制です。

▼三叉神経痛ムービー

▼顔面痙攣ムービー



上の図のように3次元解析で治療方法の検討を行います。
下の図のように実際の手術所見と3D立体画像には違いが無い為
明確な治療方法の判断が行えます。
  
実際の手術所見
  
3D立体画像

手術治療(微小血管神経減圧術)
診断時に作成した3Dイメージに加え、3次元CT画像を撮影します。
手術前に切開位置の決定、静脈の位置を確認することによって、正確で最小限の切開での手術が可能となります。
手術治療の流れ (4〜5日の入院が必要です)
1日目 精密検査 3次元MRI画像、3次元CT
2日目 手術 約3時間
4〜5日目 通常は手術翌日から歩行が可能です。抜糸はありませんので、体調がよければ早めの退院も可能です。


>全国の病院別 三叉神経痛の治療実績
実際の手術

手術は全身麻酔で行います。
耳の後ろの髪の生え際付近を約4cm切開します。
10円玉くらいの小さな穴から三叉神経を圧迫している血管を確認します。
従来よく行われていた手術のように神経と血管の間にスポンジを挟む方法ではなく、テフロンを用いて責任血管を完全に神経から離します。(図5)
図5 血管が三叉神経を裏側から
圧迫している。
圧迫していた血管は三叉神経から
離れている。(テフロンの下)

当院では顕微鏡を用いたマイクロ手術を行っています。
手術器具はマイクロ手術専用の器具を使用し、最小限の切開で治療を行います。
また手術中に聴神経のモニターを行い難聴の合併症の可能性を最小限にします。手術は3時間程度で終了します。

ほとんどの場合、麻酔から覚めた時点で痛みは消失しています。
術後数日間は、ふらつきや食欲低下を生じることがありますが、数日で回復します。
傷が小さいため表皮の縫合はありません。抜糸がないので、体調が良ければ早めの退院も可能です。
鍵穴手術
術前に頭蓋骨の3次元CTを行い、正確な進入経路を決定します。耳の後ろの親指大の隙間から顕微鏡を用いたマイクロ手術を行います。神経に接触している血管を完全に移動することで、手術の成功率を高めます。(必要な開頭の大きさには個人差があります)
高精度ガンマナイフ治療
手術が困難な患者さんの場合はガンマナイフ治療を行います。
ガンマナイフ治療は痛みの原因である三叉神経に接触している血管はそのままですが、三叉神経に放射線をピンポイント照射することによって、痛みの感じ方を変えてしまう治療法です。有効率は80%以上ですが、治療効果発現まで数ヶ月以上を要します。まれに顔面にしびれ感が出現することがあります。

三叉神経は3o程度の太さしかないため、少しでも照射点がずれると、治療の効果は半減します。当院ではCT-MR フュージョン画像、APSを用いて正確なピンポイント照射で高精度ガンマナイフ治療を行っています。
ガンマナイフ治療の流れ (2日の入院が必要です)
1日目 ガンマナイフ治療
2日目 退院
CT-MR フュージョン画像
MRIのみの治療計画では画像のひずみによって、治療位置の設定がずれることがあります。
このずれを補正するために、超薄スライスCTを撮影し、MRI画像のずれを0.1o単位で補正します。(図6)
図6
APS(Automatic Positioning System)
治療にはAPSを搭載したガンマナイフタイプCを使用します。機械的精度は0.1oでのピンポイント照射が可能です。
実際の治療
治療前日午後に入院 採血、レントゲン写真、心電図など治療前の検査を行います。
治療日 治療は全過程で3時間程度必要です。
フレーム装着 局所麻酔で行います。
MRI CT 撮影
治療計画の間はお部屋でお待ちいただきます。(約1時間)
治療 治療台に横なっていただくだけです。痛みはありません。(約40分)
治療終了後にフレームをはずします。治療後は特に制限はありません。
私たちが治療します。
井上卓郎
1991 滋賀医科大学 脳神経外科 井上卓郎
1992 大阪府済生会病院 脳神経外科
1994 第二岡本総合病院 脳神経外科
1998 University of British Columbia(カナダ)留学
1999 日野記念病院 脳神経外科
2004 Kalorinska University(スウェーデン)研修
2007 Duke University(アメリカ)研修
2011 湖東記念病院 脳神経外科
2015 脳神経外科顧問 アンダルシア病院
アレクサンドリア エジプト
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湖東記念病院 滋賀ガンマナイフセンター
電話:0749−45−3177
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